<ひょうごSDGs PROJECT 2025>(4)神戸製鋼所 地域に根差し自然守る
KOBELCOグループは、三木市三木山森林公園の一角を「KOBELCOの森」、神戸市の六甲油コブシ周辺を「ECOWAYの森」として、社員や家族、OB、NPOとともに森林整備活動を2011年から15年間続けてきた。密集林での伐採や、枯れ木などの整理、ササの刈り取り、木が生えなくなった場所への植樹などを通じて森の再生を図り、土砂災害リスクの低減と生物多様性の環境維持に寄与している。これらの結果、「ECOWAYの森」では、観察できる植物が8年で120種から150種に増加。24年には国土交通省六甲砂防事務所から感謝状も贈られた。作業の合間に自然観察や丸太切りチャレンジなど、参加者がより自然に親しめる施策も行われている。
こうした地域密着の自然環境保護活動を続けてきたKOBELCOグループは、25年の創業120周年を機に、活動の幅を広げた。まずは創業の地神戸で、神戸市が推進する二つのプロジェクトへ支援を行った。六甲山の登山道整備を行う「神戸登山プロジェクト」と超高温常態化対策として、街の歩道や公園に木陰を作る「こうべ木陰プロジェクト」だ。これにより、神戸の快適な暮らしに貢献する。
海外でも、創業120周年プロジェクトの一環として、グループ企業のある4カ国で活動を実施。インドでは「パルミラ植樹プロジェクト」を展開。1万本の植樹の一部は地域の子供たちとともに実施した。葉を使った工芸品の生産で地域の雇用創出にも貢献した。中国では「ゼロカーボンウォーク」として清掃活動やごみの分別ゲームを実施し、環境保護の意識向上を図った。米国では「120 Trees for 120 Years」と題し、地元NPOから環境保全について学んだ後、地域での植樹と住民への苗木配布を行い、緑化活動の意義を地域と共有した。スウェーデンでは高校生向けSDGs教育プログラムへの協賛を決定した。
KOBELCOグループは企業理念のうち、「実現したい未来『安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶(かな)えられる世界。』」に向け、今後もステークホルダー(利害関係者)との持続的発展を続けていく。
